お越しいただき、ありがとうございます。
今回は、土曜日の朝、全てメイド・イン・ハワイの物をあつかう、KCCファーマーズマーケットを楽しんだお話です。
楽で安価な行き方、開店前の様子、ファーマーズマーケット気分を盛り上げてくれる オススメの8店+α について書いてます。

クレジットカードは、ほぼ使えないので 1ドル、5ドル、10ドル、20ドルなど低額の紙幣を用意しましょう。
濡れティッシュなんかも持ってると困りません。
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KCC朝市への行き方
トロリーで楽に
使えるトロリーがあるなら、トロリーで来るのが 楽ちん。
JTBのオリオリ、HISのレアレア、JALパックのレインボー の各社トロリーに土曜日 午前中のみ運行の直行便「KCCエクスプレス」がある。
始発に乗ると、KCC朝市開場の7:30分前後に到着できる。
これらのトロリーの通常の便(ダイヤモンドヘッド行き、カハラモール行き など)も、土曜日午前にはKCCにも停まるので、チェックしておくと より便利に使えるかも・・・

オリオリトロリーと、レインボートロリー
ワイキキトロリーは、ダイヤモンドヘッド方面を走るグリーンラインが土曜の午前中はKCCに停まるが、始発で8:02到着で開場前には着かない。
本数も少なく、KCCに限っては使い勝手がよくない気がするな。

ワイキキトロリー
各社トロリーで
ワイキキに帰る時は、KCCファーマーズマーケット開催の駐車場のゲートを出て
ダイヤモンドヘッド側にあるバス停 脇から乗車。
各トロリーの立て札が立っているので、自分の乗るトロリーを確認して列に並ぼう。
ザ・バスで行くのも超簡単
今回、個人旅行で各社トロリーが使えなかったので、ザ・バスで行ってみたら、
とても使い勝手が良くて、簡単だった。
しかも、1日乗り放題の「1DAY PASS」を買って$5,5だ。
クヒオ通り海側に 100~300メートル間隔であるバス停のどれかから
2番バス(Waikiki - Diamond Head - KCC 行き)に乗車、15~20分ほどで到着。
終点の「Kapiolani Community College」で下車すれば、KCC朝市は目の前だ。
今回、ザ・バスで行った感想は、「超簡単!」だ。
乗客は、欧米人の観光客が多かったが、日本人も3、4組はいた。ほぼ全員がKCCに行く人だし、終点が目的地だから、降りるバス停を迷うこともない。
2番バスは 10~12分間隔で運行してるし・・・
ザ・バス未体験という方は、この「2番バスでKCC」でザ・バスを試してみては?

ザ・バス運転手さんは臨機応変⁈
ザ・バスでKCCまで行くことにした私達は、ファーマーズマーケット開店の少し前に着く2番バスに乗車した。降りるのは、終点の「Kapiolani Community College」、終点だから楽勝だな と思ってた。
ところが、運転手さんは 終点の1つ手前のバス停「Diamond Head Road + KCC Culinary School」に停車すると、「KCCファーマーズマーケット!」と叫び、乗客に下車を促した。
「えー、なんで?」と思いつつ、他の乗客に続いて下車。前を行く人々に続いて 数分歩き、無事、開店前にKCCに到着したのだった。
後で考えるに、ファーマーズマーケット開始時間が近い、あの時間は 終点のバス停に至るルートが 駐車待ちの車で渋滞しやすいのだ。運転手さんは「ここで降りて歩いた方が早いよ」と降ろしてくれたのか、あるいは渋滞中の終点バス停には行きたくなかったのか?
ともかく、日本人から見ると「へ?」となるくらい自由で臨機応変(笑)だったりするから、同じようなハプニングは けっこうあるかもしれない。
しかし、まあ これによって ひどく困るようなことはない。
本数は少ないが、同じくクヒオ通り海側のバス停から23番バスでも行ける。
この場合は、「Diamond Head Rd + Opp Kapiolani Community College」で下車、道路の向かい側がKCCだ。

そうそう、帰りは KCCの駐車場ゲートを出て、ダイヤモンドヘッド側にあるバス停から乗車 (トロリーの乗り場と同じです)。

帰りはここから乗車
2番バス(School St - Kalihi Transit Center 行き)か、23番バス(Ala Moana Center Via Hawaii Kai 行き)でワイキキに帰りましょ。
両バスとも、ワイキキのクヒオ通りを通る。
クヒオ通りに入ると、バス内の電光掲示板が「Kuhio Ave + ○○(交差する通りの名)」になるので、適当なところで下車。
ちなみに「Kuhio Ave + Seaside Ave」で下車し、クヒオ通りを渡って海側へすすむとカラカウア通りのロイヤルハワイアンセンター付近に出る。
徒歩・駐車場
ワイキキ東寄りのホテル宿泊なら、歩けない距離ではない。
カパフル埠頭のつけ根の辺りから30分強。(女性の足なら もう少しかかるかも。片道だけバスを使うという手もある)
ワイキキ中心部のロイヤルハワイアンセンターからは46分、ちょっと大変だな。
レンタカーで来た場合の駐車場は、開店時間前からいっぱいだったが
徐々に出ていく車もあるので、ぐるぐる空きを探せば何とかなるかな。
KCC朝市、開場前の様子
7時30分開場の5分前に到着。
何年か前から、時間まで会場内に入れなくなったので、開場待ちの人だかりが・・・7~8割は日本人かな。
人は、ますます増えて、
ほぼ時間通りに開場すると、
みなさん、目的の店めがけて なだれ込む。でもまあ、そう危険な感じではなかった。
人気の店は行列ができるけど、けっこう速く進み 思ったほど待たされない(開始時間と同時に入場した場合の感想)
KCCで買ったもの、気になったもの
ビッグアイランド・アバロニ(アワビ)
私達が、まず目指したのは、ここ 焼きアワビの店。
入り口から近い場所にあって、大きな旗が立ってるのですぐわかる。思いきり日本語だし。
日本人の新井宏さんが日本から蝦夷アワビの稚貝を持ち込んでハワイ島コナで生産を始めたビッグアイランド・アバロニ。
(今は、経営者が移って 新井さんはアドバイザーで活躍)
毎週ハワイ島から空輸されてくる新鮮なアワビは、観光客だけでなく、ロコにも人気だそう。
メニューが日本語で書かれてるのも嬉しい。
しかし、日本でもアワビを買いに行ったりはしないから、このお値段が安いのか高いのか見当がつかない(^^;・・・が、
裏で、手際よくアワビを焼くスタッフ。良い香りが、購買意欲をそそるなー。
プレーン味、さすが海洋深層水 育ち、何もつけなくとも全く、臭みなし。この食感、アワビだあー。
(醬油など、調味料も用意されてます)2個$10
でも、ガーリックバター味、こちらが、なお美味しく感じられた。
アワビの旨味にマッチするんだな、邪道かもしれないけど、私はこちらをお代わりしたかったぞ。こちらは、2個$14
パシフィクール の ジンジャーエール
こちらは、ハワイ島で取れた生姜をしぼってできてるパシフィクール・アイランド・ジンジャーエル。
ここもまた、大人気だね。
これが、基本のアイランド・ジンジャーエル。$3
ハワイアンジンジャーシロップに、ライムと炭酸水を加えてある。すごく美味し。
他に左から、ベリー、マンゴー、ハイビスカスミントティー、パイナップル、レモンとスィートバジルがある。
どれも ジンジャーシロップ入り。
基本のジンジャーエルと、マンゴー味を飲み比べたんだけど、
大人な?私達は、スッキリした基本のアイランド・ジンジャーエルが美味しくて、最後は取り合い(笑)
メニューボードをよく見ると、2杯目は$0.5安く買えるようだ。
お代わりすれば、よかったな・・・
生ショウガ汁なんて、いかにも身体によさそうだ。
フライド・グリーントマト
さて、次は「トゥー・ホット・トマト」のフライド・グリーントマト。
30人くらいの行列ができてたけど、お店の様子を観察しつつ楽しく待つ。
この黒いドレスの女性が店主のバーバラ・サンタナさんだね(たぶん)
看板ボードも雰囲気があって素敵、アーティストでもあるバーバラさんの手描きだとか。
「ファニー・フラッグの小説【フライド・グリーントマト】からインスピレーションを得て、販売を始めたって本当?」
「私も あの物語、好きなんです」
目の前のバーバラさんと 言葉を交わしてみたいけど、
私の もたつく英語力じゃ後ろに列をなす方々に大迷惑ってもんだよな。
・・・・・あきらめた。

・・・そうね ^_^;
メニューボードには、日本語も添えられている。
グリーントマトフライ、ズッキーニフライ、オニオンリング それぞれ8ドルだ。
盛り合わせ10ドル、オリジナルのミックス粉12ドル。
フライド・グリーントマト $8
何も言わなくても わさびレモン、バジルライムの2種類のソース(旨し)を付けてくれた。
パン粉の衣は 薄めについてて、トマトはシャリシャリで 独特の美味しさ。
ハマりますね、これは。
バーバラさんが、2003年ノースショアの小さな農園の市場で始めたというフライドグリーントマト。現在はKCCファーマーズマーケットのみでの販売です。
ビッグウェーブ・オブ・フレーバーズ の ピザ
全てのトマトを拒否して生きてきたムスメが、
「卒業旅行で食べたKCCのトマトのピザは美味しかった」と、いまだ言うのだ。
そんなに素晴らしいものなのか?
はたまた、ハワイの魔法にかかったのか?
両親としては、確認しておかねば と、やってきた。

はい、そうです。
一切れ $7、贅沢なピザです。大きいけど。
生地は、薄めのパリパリ系ですね。
フレッシュなトマトは、ワイアルアの農園でとれるものだそう。(ハレイワから76番バスで行けるワイアルアは のどかな田舎町だよ)
モッチェラチーズと、生バジルと合わさって いい味を出している。好き!
でも、このピザの旨さのベースとなってるのは、
どうやら生地に薄くぬられたペスト・ソースだ。バジルと、クルミと、パルメザンチーズで作られたソース。
「丁寧な仕事してるよな」
$7の値打ちはあるかも・・・と思っちゃうのはハワイの魔法?
ガーリックシュリンプ・ベイク
歩いてて、気になったこれも購入。
人気のラトゥール・ベーカリーがやってるガーリックシュリンプ・ベイク。
「シュリンプが もっと入ってればいいのに!」と、タムさんはやや不満気だったけど、
まあ、こんなものでしょ。
パンは文句なく美味しかったです。
ピーベリーのコーヒー豆!(ハッピーケーキ)
またまた歩いてると、赤を基調としたハッピーケーキの店を発見。
パイナップルとマカデミアナッツたっぷりのハッピーケーキ、日本のハワイアンフェアで買って好きになった。けっこう、甘いけどね。
これこれ、ハッピーケーキ。基本的にはKCCでしか買えない。
レギュラーサイズ$17、ミニサイズ$10
チョコレートとマカデミアナッツのケーキもあるんだね。
そんなハッピーケーキの店が、コナ・コーヒーも扱ってたんだ。
100%コナコーヒー170gで$15、2袋買うと$24
ここで、タムさんが(私目線で言うと)大散財をすることに・・・(-"-)
はっぴを着た日本語ペラペラのお兄さんが近づいてきて、
「ピーベリー」なるコーヒー豆全体の2~5%しかとれないという希少な豆を見せてくれたのだ。
これが、そのピーベリー。コロコロ 球形に近い。
ハッピーケーキのお兄さんの言うことにゃ、
普通、コーヒーは 一つの実の中に2粒のコーヒー豆ができる。よって、普通のコーヒー豆は 片側が平べったい半球形なのだ。
ところが、稀に一つの実に1粒のコーヒー豆しか入らない場合があり、これがコロコロと球形のピーベリーになる。
ピーベリーは、そのコロコロとした球形ゆえに 焙煎される時 均一に熱が伝わり、マイルドで甘味のあるコーヒーができるとか・・・
ピーベリーのコーヒーの試飲もさせてくれたが、コーヒーに無頓着な私には なんと評していいかわからない ^_^;
ところが、タムさんはすっかり買う気 満々だ。
コナコーヒー100%ピーベリー、198g $30 !!!
しかも、2袋買えば、100%コナコーヒーを1袋つけるといわれ、2袋買おうとしている。
そうだ、阻止する方法があった!
「いま、$60もの現金、もってないよー」
ところが、ハッピーケーキのお兄さんの方が 一枚上手だった。
「大丈夫です。うちは クレジットカード使えますよ」
と、いうわけで ピーベリー2袋を手に入れたタムさんは、
帰国後、半年近くかけて 大切に大切にピーベリーを消費した。
「おいしいの?」
「う~ん、ちょっと うすい気がする」
タムさんが、ピーベリーでコーヒーを入れるところを見てると、
希少な豆を意識するあまりか、通常の半分くらいの量しか使ってないような・・・(笑)
アイカネ・プランテーション・コーヒー
こちらは、紫色がシンボルカラーのアイカネ・プランテーション・コーヒー。
最近、注目度、人気度ともに高いカウ・コーヒーのメーカーだ。
これまた紫のチェックシャツのスタッフが説明を終えると、観光客のお財布のひもが大きく緩んだ様子
・・・カウコーヒーって、かなりお高いんだけどね。(ここも、クレジットカードが使えるようです^_^;)
カウコーヒーとは、ハワイ島のマウナロア山の東側 カウ地区で栽培されるコーヒー。(山の反対側は、コナ・コーヒーで有名なコナ地区だ。)
カウコーヒーは、酸味が少なく 芳醇な香りと甘みが特徴と言われる。
ここ10年ほどの間に 数々の賞に輝いたこともあり 知名度と人気が上がってきている。
カウコーヒーのピーベリーも売ってたけど、ハッピーケーキのより さらに 少々お高い(^^;
それより、私はこっちが気になった。
ホイップクリームが山盛りのコーヒーゼリー$5だ。100%カウコーヒーだよ。いいなー。
しかし、さっきのタムさんのピーベリー購入で、かなり貧乏になった私達は
そそくさと、ここを離れた( ;∀;)
次回は絶対食べる。
カ・レイ・エッグス
ブラブラ歩いてると、こんな店も発見。
カリヒ(私には、まだ未開の地)に店舗を持つ卵屋さん、アイランド・フレッシュ・エッグスだあ。
カ・レイ・エッグス というブランド卵をあつかってるよ。
ハワイで買える卵で 卵かけご飯ができる数少ない卵らしい。
とはいうものの、卵ってサルモネラ菌が怖いんだったよね。生産日のチェックと、温度管理には気を付けなきゃね。
常夏?の地だし・・・
本来のファーマーズマーケットらしい品
その他、熱帯らしい花を売ってる店や、果物野菜が並ぶ店など、
短期滞在の私達にはあまり縁がないけど
本来のファーマーズマーケットらしい店もあり、ロコらしき人々を集めていた。新鮮なものが生産者から安価で買えるものね。
こんな良いことはない。
実は、 ハワイで生産者から果物を買って 食べてみたいという思いは以前からあって・・・
百均の果物ナイフを 機内持ち込み手荷物に入れてて、没収されたことがある(-_-;)
検査係の人から見れば、「危ない奴」だったな。
先のとがったものは預け荷物に。
エピローグ・・まとめ
KCCファーマーズマーケット、観光地化しちゃってると 侮ることなかれ!
とっても楽しめます。
やはり、朝一番に行くのがいいな。
7時半の開場前に着いた私達は、おなか一杯食べて 雰囲気も楽しんで、余分な?買い物もしちゃったけど、
ザ・バスでワイキキに 朝9時前には戻っていた。
こんなに楽しんだのに、まだ一日は始まったばかり。
しかも KCCに行く時 買った1DAY PASS で今日一日、ザ・バスに乗れる。どこに行こう?
早朝から行けば、帰国日の朝にKCCファーマーズマーケットを楽しんでから帰国することも可能だ。(午後出発の飛行機なら)
でも、逆に10時頃にKCCに行くのも良さそう。
人気の店も並ばずに買えるかも。
ただ、売り切れると11時にならなくても閉店するので そこは覚悟の上で・・・
KCCファーマーズマーケット、まだ体験してない店が いっぱいです。きっと、また行っちゃいますね。
では、また次回の記事で
Mahalo